スレッドの塗装のページ
左はスレッドの塗装に使う2液性エポキシ塗料です。硬化までは時間がかかりますので硬化までの間はモータを使い塗料が片寄らない様にします。
エポキシは種類がいろいろとありますのでショップなどに相談してみると良いと思います。1液性のウレタンを使う方法もあります。
私はいつも画像の2液性のFLEXCOATを使っています。
画像は塗料についてくる塗料の分量を計る注射器。2液性のほとんどのものは等量を混ぜ合わせて使用します。一部、混ぜ合わせる比率の違う塗料もありますが等量を混ぜ合わせるものが使いやすいと思います。
塗料を混合する時のカップです。使い捨て。目盛がついていますが注射器の目盛を使ったほうが正確にでます。カップの目盛はあくまでも目安と思っていたほうが良いかもしれません。
画像は筆。一番左はロッドビルディング用として売られている毛の部分がナイロンものでその他は模型用などの天然毛のものです。個人的には模型用のものが使いやすいのでいつもこれらを使用します。
画像はガラスの棒。塗料を混合する時に使用します。文具店で購入できます。絵の具を混ぜる時などに使用するものですがエポキシを混ぜるのに都合が良くいつも使う道具の1つです。
注射器の目盛をみて等量を吸出し、カップに入れる。ムラがないようにしっかりとガラス棒で混ぜ合わせます。混ぜ合わせをすると泡が立ちますが気にせず混ぜ合わる。化学反応で塗料が温かくなることもあります。決して筆で混ぜ合わせてはいけません!塗料の混ぜ合わさっていない部分が筆に吸い込みその状態でラッピングしたスレッドに塗ると仕上がり時いつまでたっても硬化しません!(いつまでもベタベタしています)
※塗料の入ったカップを暖めると塗料が柔らかくなり混ざりやすくなります。特に冬場の気温の低い時に効果があります!!
画像では確認し難いですが泡が立っている状態です。化学反応を促進させるため少し寝かせておく。
ケチッてあまり少ない量の塗料を作ると塗料の比率の差が大きく出てしまうことがあり硬化が悪い事がありますので少量を必要していてもそこそこの量を作る事をお勧めします!!
こちらはロッドをモータにセットした状態。硬化するまでの間はモータは回しっぱなしになります。塗料を塗る際はモータを回しながら行います。
ほとんどの場合は数時間で硬化しモータを止めれる状態になります。決してロッドが使用できる時間ではありません。
画像は#6ロッドの作製中のものです。
分かり難いですがワインディングチェック〜フックキーパー周辺を塗装した画像です。最初はスレッドによく吸い込むように塗りその後は塗料を置いて行くような感じで塗っていきます。厚く仕上げる場合と薄く仕上げる場合とがあり少し作業が異なります。作業が異なるといっても塗料の違いで厚くなるか薄くなるかと言った方が良いかもしれません。画像はちょっと厚めの仕上がりを期待した塗り方。アメリカンスタイルによく見かけられる塗り方です。スレッドを全て処理し、あとは乾燥を待つ。数時間はモーターを回していますがホコリが付かないようにしましょう!(広い部屋であれば1本分つなげて行うと時間が短縮できます)
余ったエポキシ塗料は画像のようにつまようじなどを入れそのまま硬化させる。これは実際、ロッドのスレッドに塗った塗料のサンプルとして硬化の状態を確認するためである。固まった後、触ってベタつきがないか、硬さはどうかなどを確認する。
自分の場合、完全に硬化しても数日はロッドを乾燥させています。
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