スレッド巻上げのページ
まず最初のスタート部分です。実際ガイドがくる180°反対側から巻上げがスタートします。
巻き始めはフライをタイイングするときのスレッドの掛け方と基本は同じです。
画像は分かりやすいようにかなり角度を付けて巻き始めていますが感じとしてはこんな感じとなります。
巻き始めのスレッドを一緒に巻き込むように5〜6回転ほど巻きます。
よく切れるカッターなどで余分なスレッドを切ります。
カッターはなるべく新品の刃に交換しておきましょう!交換直後は刃物に油がついていますのでティッシュなどでしっかりとふき取ります。スレッドに染み込まないようにしましょう!(コーティングした時ムラになりやすい)
カットしたところです。
ささくれないようにしっかりとカットします。
何周か巻いていくとガイドのフットの部分に指しかかります。スレッドがガイドのフットを乗り越えて行きますのでガイドフットは削っておきましょう!
スレッドがフットを乗り越えた画像です。
きれいにガイドフットを削りますとスレッドが乗り越える時、非常に楽です。
残り5〜7周ぐらいまで巻き上げた画像です。時々、ツメなどを使ってスレッドの隙間を詰めながら行います。
ここで最後にスレッドを抜くためのリング(今回は4Xのティペットを使用)を一緒に巻き始めます。このリングもガイドの取り付け面より180°反対側となります。画像に写っているハサミはリングを分かりやすくするためにしているもので特にカットしている訳ではありません!!
ガイドフットの根元付近まで巻き込みましたらスレッドを数センチ残しカットします。
そして、そのカットしたスレッドをリングに通します。
スレッドがゆるまないように指の腹で押さえながらリングを少しずつ引っ張ります。
スレッドは下に入り始めたら一度ストップします。
この時点でスレッドにたわみがないか確認しましょう!たわみはリングに通したスレッドがなります。たわみがありましたら末端を引っ張り、たわみを取ります。
この状態で1mmほど残し、スレッドをカットします。
指の腹で強く押さえながらリングを引き抜きます。
リングを引き抜き終わったところです。スレッドはきれいに下に入り緩みません。指の押さえが足りないとこの時点で末端が飛び出ることがありますので気をつけましょう!
ほんの少しのヒゲであればライターで一瞬あぶると焼ききることができますが、あまり飛び出すぎてしまった場合は巻き直したほうが良いです。
ツメなどで隙間を埋めて完了です。
反対側も同じように行うと画像のようになります。スレッドの幅は同じ幅になるようにすると見た目も良いです。
画像は隙間を埋めるときに使うツールの一つです。無くても問題ないですがあると便利なツールです。
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